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こんにちは、marucoです。
今週ついに、コロナワクチンを接種してきました!
世界的に見るとワクチン接種が遅れているベトナムですが、私が暮らすホーチミンではここ数週間でかなり接種が進みました。すでに1回目の接種を終えた日本人も増えてきたようです。
今回の記事では、ワクチン接種にあたり事前に準備しておいた方がいいことや、当日の接種会場での流れなどを、私の経験を踏まえてご紹介します。接種場によって違いはあると思いますが、これからベトナムで接種される方は参考にしてみてください。
在外邦人が接種する方法
在外邦人がワクチン接種する方法は、主に3つあります。
- 日本に本帰国して、住民票を入れた自治体で接種する
- 日本に一時帰国して、在外邦人向けワクチン接種を受ける
- ベトナムで、ベトナム政府が提供するワクチンを接種する
社会隔離措置(ロックダウン)が長引き、先の見えない状況が続いているので、①や②を選択する方も増えてきているようです。また、ベトナムの医療体制に不安を感じて②を選択する方も。
そんな中、私は夫と相談して ③ベトナムでの接種 を選びました。夫の会社側の事情で、すぐに一時帰国できる状態ではなかったこと。そして接種しないことにより、感染リスクはもちろん、ワクチン非接種者の行動制限など、さまざまな弊害が今後出てくるだろうと考えたからです。
接種前に知っておきたいこと
ベトナムで接種する場合には、そのリスクをしっかりと把握しておく必要があると思っています。先日、在ホーチミン総領事館からも注意喚起のメールが届きました。
まず医療体制について。副反応が出た場合に適切な処置が受けられるとは限らないということ。
ベトナムの医療環境・水準は、日本や一部周辺諸国と比べ劣ります。それに加え、感染拡大の継続により、当地の医療提供体制が一層悪化していく可能性もあります。そのため、ワクチン接種後、副反応が生じても、体制が整った病院に搬送されない場合があります。また、病院に搬送されたとしても、外国人にとっては、言葉(ベトナム語)の問題もあります。
出典:在ベトナム日本国大使館ホームページ
もう一つは、健康被害が出た場合の補償について。日本で接種して健康被害が生じ、それを厚生労働省が認めた場合、予防接種法のB類疾病の定期接種と同水準の給付が行われます。しかし、ベトナムで接種した場合は補償の対象外となります。そのため、自身が加入している保険の補償範囲を確認しておいてね、と大使館は言っています。
べトナム政府は、同政府が提供するワクチン接種に伴い生じた副反応等、健康被害に関し、「死亡又は重大な合併症」の場合にのみ補償する制度を有しています。しかしながら、同制度は、ベトナム国民を対象にしており、在留外国人を対象にしていません。
また、日本には、「日本の予防接種法に基づき接種を受けた方」が健康被害を受けた場合のために、予防接種健康被害者救済制度があります。しかしながら、現時点では、同制度は、日本国内に住民票がある者が日本国内でワクチンの接種を受けた場合を対象としており、外国でワクチンの接種を受けた場合を対象としていません。
出典:在ベトナム日本国大使館ホームページ
さらに、ベトナムではベトナム保健省が承認したワクチンを接種するということも頭に入れておきたいですね。2021年8月14日現在、日本で承認されている「ファイザー」「モデルナ」「アストラゼネカ」のほか、「ロシア製スプートニクV」「中国シノファーム製」「米国ジョンソン・エンド・ジョンソン製」のワクチン緊急使用が許可されています。
日本で承認されていないワクチンの接種になる可能性もある、ということですね。ワクチンの種類は接種直前まで分からなかったのですが、私はアストラゼネカ製でした。
事前に準備しておくべきもの
先にワクチン接種を終えた友達の話を聞くと「副反応がかなりしんどかった」とのこと。特にベトナムで流通の多いアストラゼネカは、1回目の接種で副反応が出やすく、38度超の高熱が出ることも。
そのため解熱剤はマスト。ベトナムで手に入るものだと、EFFERALGAN(水に溶かすタイプ)やPanadol(錠剤)などがあります。
また、高熱対策として、ポカリやアイス、冷えピタがあると良いと思います。
- 解熱剤(EFFERALGAN, Panadolなど)
- 体温計
- ポカリ
- アイス
- 冷えピタ(Bye bye feverなど)
- 食事の作り置き
- 仕事のスケジュール調整
さらに、体調不良のなかで家事をするのはしんどいので、食事の作り置きもしておくと、かなり楽ですよ。私も高熱で寝込んでしまったのですが、事前に友達のアドバイスを受けて、食事の作り置きをしておいて大正解でした。
お仕事のある方は、翌日・翌々日に重要な会議は入れない、同僚にお休みする可能性があることを伝えておくなど、できるだけ事前に調整しておくと安心ですね。
ワクチン接種当日
いよいよ、ワクチン接種当日。私は、自治体での住民向け接種を受けることになりました。
問診票の記入
レジデンスから「接種対象者は受付で書類を受け取り、接種会場へ向かってください」との案内があり、事前に問診票を受け取りました。接種会場で渡される場合もあるようです。
問診票は、①上部の氏名・性別・生年月日・住所・電話番号と、②裏面の同意書を記入して持参するようにとのこと。Yes/Noで答える箇所は、会場で問診を受けながらスタッフが記入するため、自分でチェックしないようお気を付けください。問診票はすべてベトナム語ですが、在ベトナム日本大使館が日本語訳を出してくれているので、事前に目を通しておくことをおすすめします。
持っていくもの
接種の際に必要なものは、① パスポート(身分証明書)と② 問診票です。
また、会場では長時間待つことが予想されます。暑い中で待機したり、雨の中で列に並んだりすることもあります。そのため、暑さ対策や雨対策、暇つぶしアイテムを持っていくことをおすすめします。
特に、炎天下での長時間待機で体温が上がってしまい、接種会場に入れなくなってしまう可能性もあるので、クールダウンできるように水分は持参しておきましょう。
- パスポート
- 問診票
- 水
- タオル
- 傘
- 暑さ対策(日傘・ハンディ扇風機など)
- 暇つぶしアイテム(スマホ・本など)
- アルコール除菌シート など
接種会場での流れ
会場に向かうと、すでに長~い列が。会場に入るまでに1時間ほどかかりました。
会場内には防護服を着た大勢のスタッフさんがいて、1つのステップを終えると、次のテーブルへ移動していくという流れ作業になっていました。
- 問診票と身分証明書(パスポート)をチェック
パソコンを見ていたので、事前の登録内容と照合していたのだと思います。 - 検温&血圧測定
検温はおでこにピッとする簡易的なもの。 - 問診を受ける
幸いにも英語での問診でした。会場によってはベトナム語のみの場合もあるようなので、基礎疾患などがある方は、あらかじめベトナム語訳のメモを持参した方がよさそう。 - ワクチン接種
ここで初めてワクチンの種類を告げられました。私はアストラゼネカとのこと。接種部を消毒し、チクッと一瞬で接種完了。痛みはほとんどありませんでした。止血用の絆創膏を貼られることもなく「もういいよ」とのジェスチャー。 - 署名をする
問診票の下部にサインをしました。本来なら接種後の注意事項などを聞いてサインする欄のようですが、外国人だったからか、特に説明なし。 - 待機(経過観察)
会場内には椅子が等間隔に並んでいて、そこで待機するよう言われました。経過観察のためだと思います。この間に、スタッフさんが手書きで接種証明書を用意してくれていました。 - 接種証明書をもらう
名前を呼ばれたら、接種証明書を受け取ります。人数が多かったためだと思いますが、50分ほど待ちました。念のため、氏名・生年月日・パスポート番号が間違いないことを確認したら終わりです!
接種前1時間、①~⑤で10分弱、接種後50分で計2時間かかりました
まとめ
そんなわけで、無事に1回目のワクチン接種を終えることができ、ホッとしています。2回目の接種予定は未定ですが、2回目は一時帰国して接種するのもありかも?と思っています。
暑い中、朝から晩までワクチン接種の対応をしてくださった医療従事者の皆さん、会場スタッフの皆さんには頭が下がります。外国人にも平等にワクチン接種の機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。この勢いでワクチン接種が進み、感染状況が落ち着きますように。
次の記事では、ワクチン接種後の副反応について書いています。ぜひあわせてご覧ください!
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