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こんにちは、marucoです。
こちらベトナム・ホーチミンは、新型コロナの感染状況が日に日に悪化しています。そして、ステイホームの引きこもり生活も、もうすぐ2カ月。こんなにおうちに引きこもっているのは、人生で初めてです。あまりにもおうち時間が長いので、最近また新しいことをはじめました。
それが「自家製納豆づくり」です!
海外では貴重な納豆
海外生活で、ふと食べたくなる日本の味、納豆。
でも、海外では日本食材はとても貴重で、納豆も例外ではありません。ホーチミンは日本食材屋さんもあるので、手に入らないことはないのですが、日本では3パックで80円ほどの納豆が、ベトナムでは3パックで300~400円ほど。うむ、高い。
手の届かない価格ではないものの、日本の価格を知っていると、気軽には買えません。
自分でつくってみよう!
「じゃあ自分で作っちゃう?」という話です。
海外在住者が自分で納豆をつくる話は何度か聞いたことがあり、以前から「いつか私も作ってみたいな~」と思っていました。すると、日本へ帰国することになった友人から、ヨーグルトメーカーを譲ってもらえることになったんです。
そこで、まずは手始めにヨーグルトを作ってみたら、とっても簡単。おいしいヨーグルトを作ることができました。ヨーグルトメーカーで納豆をつくれると聞いていた私は「これなら納豆づくりもできるかも!」と思ったわけです。
長引く社会隔離措置(ロックダウン)により、おうち時間に余裕ができたこともあり、以前から気になっていた「納豆づくり」にもチャレンジしてみることにしました。
準備するもの
必要な材料は「納豆」「大豆」「水」の3つだけ。
あとは大豆を煮る「鍋」と、発酵させる「ヨーグルトメーカー」を準備します。鍋は圧力鍋がオススメですが、普通の鍋でも大丈夫。ヨーグルトメーカーがなくても、炊飯器や保温水筒、発泡スチロールなどで代用できるそうです。
- 市販の納豆
- 乾燥大豆
- 水
- 鍋(圧力鍋がオススメ)
- ヨーグルトメーカー
大豆はベトナム語で「đậu tương」や「đậu nành」と言います。Grab Martで購入したところ、1kg=45,000ドン(約215円)でした。
作り方
では、さっそく作っていきたいと思います!
大豆は納豆になると2倍の量になるとのことで、今回は大豆150gで作ってみました。
市販の納豆は1パック50gほどなので、夫婦2人✕3日分=300gをつくります!
大豆を水に浸す
まずは大豆をさっと洗ってから、水に浸けて一晩おきます。今回は12時間ほど浸しました。水が足りなくならないよう、たっぷりの水で浸けておくことが大切。すると、乾燥大豆が水を吸収して大きくなります。
翌朝には2.5倍の379gになっていました。
大豆を買ったとき「あれ、大豆ってこんなに小さくて丸いんだっけ?」と思ったんですが、ちゃんと大豆らしくなりました。大豆の種類によって、サイズが異なるようです。
大豆をやわらかく煮る
次に大豆を煮ます。通常は圧力鍋を使いますが、我が家にはないので、普通の鍋(愛用のストウブ)を使いました。水煮大豆を買ってくるという荒業もあります。
このときやわらかくなるまでしっかりと煮ることがポイント。固いと納豆菌が豆の中まで入らないんだそうです。目安は2本の指で簡単につぶれるくらいのやわらかさとのこと。
はじめのうちは、あくが出るので取ります。
2時間ほど煮ると、煮豆のいい匂いがしてきてました。しかし、なかなか「指でつぶせるくらい」にはならない…。途中2回ほど水を足し、最終的には6時間煮ました。指でつぶすには少し固かったのですが、食べてみたら問題ない固さだったので、次の工程に進むことに。
納豆菌と混ぜる
次は、納豆菌と混ぜます。
納豆菌とは、納豆づくりに必要な「枯草菌」という細菌の一種。大豆に加えて発酵させると、ねばねばした納豆ができます。日本には粉末タイプの納豆菌が売っていますが、市販の納豆で代用OK! 今回はヨーグルトメーカーをくれた友人の自家製納豆を使いました。
事前準備として、使用する道具(容器や混ぜるもの)を熱湯消毒しておきます。発酵食品をつくる際には、ほかの雑菌が入らないようにしておくことが大切なんだそうです。
そして、納豆(大さじ1ほど)を少量のお湯と混ぜて、納豆菌を取り出します。
煮た大豆はザルにあげておきます。
そしてヨーグルトメーカーの容器に、湯切りした大豆と納豆菌を入れ、納豆菌が全体に行き渡るようにしっかりと混ぜます。今回はニオイ移りを気にして、容器にビニールをかぶせておきました。
これで準備OK! 写真左のTefalが今回の発酵に使用するヨーグルトメーカーです。
発酵させる
ここまで来たら、あとは簡単!
大豆を入れた容器をヨーグルトメーカーにセットします。納豆の発酵に最適な温度は40℃前後。ちょうどヨーグルトを発酵させる温度と同じなので、ヨーグルトメーカーが使えるんです。
納豆づくりには空気が必要とのことで、蓋をしっかり閉めるのではなく、布巾をかぶせて、ふわっと蓋を乗せました。この状態で24時間発酵させます。
6時間ほど経ったところで中をのぞいてみると、大豆のまわりが白っぽくなっていました。これが納豆菌だそうです。
たまに様子を伺い、アンモニア臭が増していることを確認しつつ、24時間待ちます。
熟成させる
最後は、ヨーグルトメーカーから取り出して容器を移し、冷蔵庫で1~3日ほど熟成させます。今回は焦らず3日間しっかりと寝かせてみました。発酵段階のアンモニア臭は、熟成させると落ち着きました。
ドキドキ…まだかな…はやく食べたい…
完成!
そして、ついに自家製納豆が完成!
重さは356gです。発酵の過程で少し減ったようですが、乾燥大豆の倍以上の量になりましたね。
そして、出来上がった納豆がこちら!愛情を込めて作ったので、なんだか愛おしいです。
混ぜてみると、ちゃんと糸を引きました。
ただ、市販の納豆と比べると、粘り気はイマイチですね。個人的には、混ぜたときに小さな泡のふわふわ&ネバネバな状態になるのが好きなので、改善の余地がありそうです。
いよいよ、ご飯に乗せて食べてみたいと思います!発酵・熟成の過程ですこし固くなるという情報をみたので、固すぎないかが心配ですが…
おお!ちゃんと納豆になってるーーー!!心配していた固さも問題なし!これは普通においしい!
ご飯が進み、おかわりしちゃいました♪
やっぱり、もっと粘り気がある方が好きだけど、初回にしては上出来かな。納豆作りの先輩によると、やはり大豆をちゃんと柔らかくできているかがポイントのようで、そのあたりを次回の課題としたいと思います。
コスト比較してみました
最後に、今回かかった費用を計算してみました。
納豆菌は友達から頂いたので0円、購入した材料は乾燥大豆のみです。
大豆は1kg=45,000ドン(約214円)で購入。今回は150g使用したので、材料費は6,750ドン(約32円)。最終的に356gの納豆が出来上がったので、1パック(50g) あたり約5円…!?
比較対象 | 50gあたりの価格 | 価格前提 |
---|---|---|
市販の納豆(日本) | 約26円 | おかめ納豆50g×3パック 77円 (参考元:楽天西友ネットスーパー) |
市販の納豆(ベトナム) | 約143円 | おかめ納豆50g×3パック 90,000ドン (参考元:farmi) |
自家製納豆 | 約5円 | 材料費:大豆1kg 45,000ドン 使用量:150g 最終重量:356g |
え、めっちゃ安いやん。
まとめ
そんなわけで、ズボラで面倒くさがりな私でも、無事に自家製納豆をつくることができました。
完成までに2~4日ほどかかるので辛抱強さが必要ですが、つくる工程自体はとっても簡単。おうち時間が長い今なら、片手間につくることもできますね。
しかも、材料費は7食分(約350g)でたったの32円とコスパ抜群。一度「自家製納豆」を作ってしまえば、それを納豆菌として使えるので、無限に納豆を作れちゃう!海外在住者にとって、これは嬉しいですね。朝ごはんに思う存分食べられます♪
余談ですが、納豆はコロナ感染防止に効果があるという研究結果もあるそうですよ~
皆さんもステイホームの暇つぶしに、新型コロナ感染対策に、家計を気にせず納豆を食べるために、自家製納豆はじめてみませんか?
今回は、納豆づくりの様子を写真付きでレポしたいと思います。