旅先で夫がコロナに感染し、夫婦別々で隔離された話。-ベトナム・コンダオ島にて

隔離期間中のあれこれ

もちろん、旅先で陽性となる可能性もゼロではないと思っていました。ホテルから規則の話を聞いて、さまざまなリスクがあることを理解した上で旅行に行くと決めたわけですから。

ただ、当初予定していた2泊3日の荷物で1週間以上過ごすことになったので、問題も出てきます。そこで、隔離期間をどのように乗り越えたのかについても、少し書いておきます。

隔離部屋

私が7日間お世話になった隔離部屋がこちら。

きれい!

そして1人には十分な広さ!(大の字で寝れる!笑)

しかも、窓から海が見えるー!!

この点では大きなストレスはなく、快適に過ごすことができました。

生活必需品の買い出し

基本的にはホテルのサービスを利用することになりますが、それでも足りない生活必需品については、ホテルスタッフさんが代理でスーパーに買い物に行ってくださることに。

基礎化粧品や洗濯洗剤、飲料水、ちょっとしたお菓子などをお願いしました。

男性スタッフさんでしたが、女性用のフェイスクリームも「頼まれた製品は売ってないみたいだけど、このブランドはどう?こっちはいくらで、こっちだといくらだよ。」などとSNSで丁寧にやり取りしてくださり、買ってきてくれました。\本当にありがとうございます…!涙/

maruco

結局、小分けの洗濯洗剤がなくて入手できなかったのですが、ボディーソープ&手洗いで乗り切りました~

ホテルでワーケーション

唯一、パソコンを持参していたのは救いでした。

夫は上司に報告し、コンダオ島でワーケーションすることに。(え、めっちゃいい響きやん!)

私はブログを書いたり、ベトナム語のオンラインレッスンを受けたり、Netflixを見たり、読書したり。わりと、のんびり楽しく過ごせました。

日本の緊急事態宣言も、ベトナム入国時の2週間の隔離も、ベトナムの4カ月近くの社会隔離措置(いわゆるロックダウン)も経験してきたので、ステイホームは慣れっこです。

ホテルの食事

食事については、部屋代に朝食が含まれていて、昼夜はルームサービスを注文することに。

ただ、ホテルの食事って、それなりのお値段するんですよね…。ケチくさくてお恥ずかしいのですが、ホテルの宿泊費も予定より大きく上回っているので、できるだけ節約したいという考えが頭をよぎりました…。小さな島なのでGrabなどのフードデリバリーもありません。

ところが、朝食が想定以上に豪華だったんです。

通常は朝食ビュッフェですが、私たちは朝食会場に行けないので、スタッフさんが代わりに取ってきてくれることに。朝からレストランスタッフが電話をくれて「卵はいる?サラダは?フルーツもいるよね?」という質問に「Yes」で答え続けたら、贅沢な朝ご飯が届きました♪

じゃじゃーん!

とある日の朝食①

こ、これは、昼ご飯いらないかも!

ということで翌日以降も、朝ご飯は遅めの時間にたっぷり食べて、残ったら時間を空けてまた食べて…場合によっては夜まで食べ続けるというスタイルに(笑)

とある日の朝食②

何度かルームサービスも頼みましたが、私はビールさえあれば、夕飯はあまり食べなくても大丈夫なので、自然と節約できちゃいました。

親切なスタッフさん

ちなにみ、夫がルームサービスを頼んだところ、スタッフさんから「早く良くなりますように」という寄せ書きメッセージが。

こちらが迷惑を掛けてしまっているにもかかわらず、スタッフさんは常に気にかけてくださり、「調子はいかがですか?」「大変でしたね」「早く良くなるといいですね」と優しく声を掛けてくださったんです。

ほかにもホテル生活中の困りごとを相談すると、細やかに対応してくださりました。親切なスタッフさんに恵まれたおかげで、快適な隔離生活を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

隔離期間中に発生した費用

隔離期間中に発生した費用は、ざっくりと次の通りです。

項目 発生費用 備考
医療費・薬代 0円自己負担なし) コロナ治療費は国負担となるそうです。
隔離費用(夫) 約12万円
平日:250万ドン×6泊
– 休日:300万ドン×3泊
保険会社に相談したところ、
海外旅行保険にて保険請求できるとのこと。
(ただし、審査が通るどうかは未確定)
隔離費用(妻) 約9万円
– 平日:250万ドン×5泊
– 休日:300万ドン×2泊
コロナ患者ではないため、保険請求不可。
全額自己負担。

このほか、食費(ルームサービス)や、夫が隔離終了するまでの私の滞在費、帰路の航空券の変更手数料などが掛かりました。

maruco

すごく良心的なホテルで、宿泊日数が延びて大変だろうからと、宿泊費は特別レートを適用してくれました。コンダオ島には1泊10万円近くする高級ホテルもあるので、万一そこで隔離になっていたら…と思うと、ぞっとします。

まとめ

最後に、今回の経緯を振り返ってみます。

経緯まとめ

12月31日(金) ホーチミンにて抗原検査実施。夫婦ともに陰性。
1月2日(日) コンダオ島にて抗原検査実施。夫:陽性、私:陰性。隔離スタート。
1月9日(日) 私、抗原検査で陰性。7泊8日の隔離が無事に終了
1月11日(火) 夫、抗原検査で陰性。9泊10日の隔離が無事に終了
1月12日(水) ホーチミンの自宅へ帰宅

新年早々のドタバタ劇となったわけですが、とにかく軽症でよかったです。濃厚接触者の私が感染しなかったことにも驚きですが、やはりワクチン接種の効果は少なからずあったのでしょう。

迷惑をかけてしまった夫の職場の方からは「今はだれが感染してもおかしくない状況だから、気にしなくていいよ」と声掛けいただき、ホテルスタッフをはじめとするコンダオ島の皆さんにも本当に親切にしていただきました。

なお、今回の感染経路については明らかになっていません。それだけ感染が広がっているということなんだと思います。

ベトナムではもうすぐ旧正月なので、旅行を計画されている方も多いと思いますが、ぜひ事前に旅先の医療体制や隔離規則などを確認しておいてください。そして、万が一隔離されても大丈夫な準備(仕事のパソコンを持っていく、常備薬を多めに持っていくなど)をしておくことをオススメします。

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