こんにちは、プレ駐妻のmarucoです。
実はコロナ影響で渡航が遅れているのですが、先日ひと足先に、船便で送る荷物をお見送りしました。日本で住んでいた賃貸アパートを解約したので、現在は荷物を必要最小限にして、実家で借りぐらしをしています。
海外引越しを経験したことのある方は、そんなに多くないはず。海外駐在への帯同が決まったけれど、そもそも海外引越しってどうすればいいの?という方のために、今回は我が家の引越しについて振り返ってみます。
海外引越しはプロにお任せ!
いきなりですが、慣れない海外引越しはプロの業者さんに任せるのが一番!お金はかかりますが、会社の異動で海外駐在する際は、規程容量内であれば会社が費用負担してくれることが多いので、会社に確認してみましょう。業者についても、会社が斡旋してくれる場合があります。
なぜプロに任せるのがおすすめかというと、海外引越しでは、輸出が禁止・制限されている品目があったり、インボイスやパッキングリストといった通関書類を準備したりと、日本国内での引越しとは異なる点がたくさんあるからです。海外引越しの経験がある方でも、国によって事情が異なるので、なかなかすべてを把握するのは難しいと思います。また、船や飛行機での長距離輸送となるため、輸送中の貨物の破損に備えて輸送保険を付加する必要があり、梱包の仕方にも工夫が必要です。
業者さんのすごいところは、事前に荷物の仕分けさえしておけば、梱包から通関、輸送まで一貫して対応してくれること。食器などの割れ物を一つ一つ梱包したり、家具を分解したり、段ボールに詰めたりする作業は一切不要。どの荷物を海外に持っていきたいのか?を明確にしておけば、あとはぜーんぶ業者さんがやってくれちゃうんです。
つまり、業者さんにお願いすれば、自分でやらないといけないのは《荷物の仕分け》だけということになります。
夫が先に赴任していたため、1人での引越し準備に不安もありましたが、プロの業者さんたちのおかげであっという間に片付いてしまいました!
海外引越しの流れ
では、具体的にはどのような流れで進んでいくのかを見ていきます。
- 引越し業者による下見
- 荷物の仕分け
- 引越し当日(梱包・必要書類の作成・搬出)
- 通関
- 輸送
- 搬入
やることがたくさんあるように見えますが、ほとんどは業者さんが代わりにやってくれます。
引越し業者による下見
引越しの2週間ほど前に、業者さんが自宅まで下見に来てくれました。各部屋を見て回りながら、荷物量を確認していきます。
ざっくりとで大丈夫なので、下見の日までに「何を海外に持っていくか」を考えておきましょう。この時点ではまだ、細かな一つ一つのアイテムを仕分けする必要はありません。家具・家電などの大きな荷物をどこに送るか決めおき、あとは
衣装ケースの半分くらいは冬服なので、日本に置いておきます。台所用品の一部は海外に持っていきたいですが、あとは日本に置いておきます。
という感じで大丈夫でした。
さすがはプロ。パッと見ただけで「これくらいの荷物量であれば●㎥に収まりそうですね」「あと●箱分くらいでしたら、海外輸送荷物も増やせますよ」と的確に教えてくださいました。
下見が終われば、引越し当日に向けてせっせと荷物の仕分けを進めていくだけなので、輸出に制限があるものなど、仕分けする際に注意すべきポイントも教えてもらいます。
荷物の仕分け
やるべきことは荷物の仕分けだけ!と言ったものの、実はこれが一番大変なところ。言い換えれば、しっかりとした仕分けさえできていれば、スムーズな引越しが可能です。
業者さんの指示に従い、以下の6通りに荷物を分けました。
- 海外に持っていくもの
- 船便
- 航空便
- 手荷物
- 日本に保管しておくもの
- 売るもの・譲るもの
- 処分するもの
荷物は段ボールに入れる必要はないので、棚の右側は「日本に保管しておくもの」、左側は「ベトナムに持っていくもの」という風に、引越し当日に指示出ししやすいように分けておきました。下見の時に業者さんが「仕分けシール」を置いていってくださったので、大きなアイテムや、荷物をまとめた場所にそれをペタペタと貼っていきます。
仕分けシールはこんな感じ
引越し当日(梱包・必要書類の作成・搬出)
事前の仕分けさえきちんとできていれば、当日はテキパキと働く業者さんを見ているだけ。
アパートの退去が荷物搬出と同日だったので、荷物の梱包はプロにお任せして、私は片付いてきたところから部屋の掃除をはじめていくことができました。
朝一に「どの荷物をどこへ持っていくか」の指さし確認を行なった後は、ものすごいスピードで次々と梱包していってくれます。そして、梱包された荷物は段ボールごとに番号を振り、輸出書類に記載していきます。「食器」「衣類」などと一つ一つの中身がきちんとわかるようになっています。
我が家の場合、もともと2人暮らししていた1LDKのアパートに、そのまま私一人で住んでいたのですが、最終的に72梱包になりました。夫が先に赴任していたこともあるかもしれませんが、かなり少ない方だそうです。
- 船便でベトナムに送るもの … 19梱包
- 日本に保管しておくもの … 43梱包
- 私の実家に持っていくもの … 10梱包
この荷物量を4名で対応してくださり、約4時間の作業でした。暑い中本当にありがとうございました!
通関・輸送・搬入
ベトナムへの船便は、通常で2か月ほどかかるため、まだ荷物は到着していませんが、ここから先は業者さんにお任せなので、特にすることはなさそうです。(無事に荷物が到着したら、改めてご報告します!)
海外引越し業者をいくつかご紹介!
会社からの業者斡旋がない方のために、いくつか代表的な海外引越サービスの業者さんをご紹介します。名前を聞いたことのある大手業者さんのほか、海外引越しの専門業者もあるので、「海外引越し」でネット検索してみてくださいね。
夫の会社でも、海外引越しの業者さんを手配してくれたので、ものすごく助かりました。