【海外引越し】荷物を仕分けるポイント

前回の記事では、海外引越しをスムーズに行うカギは《荷物の仕分け》とお伝えしました。

海外赴任は、任期が終わったら日本へ帰国することを前提としているので、すべての荷物を持っていくわけにはいきません。現地での生活に必要なものを選び、日本で保管しておくものと仕分ける必要があります。

そこで今回は、海外引越しの荷物の仕分けのポイントについて書きたいと思います。

荷物の仕分け方は大きく3つ!

ざっくり分けると ①送る ②残す ③手放す の3つ、細分化するとこんな感じ。

【海外引越し】荷物の仕分け分類
  1. 海外に持っていくもの
    1. 船便で送る
    2. 航空便で送る
    3. 手荷物として持っていく
  2. 日本に保管しておくもの
    1. トランクルーム・貸倉庫を借りる
    2. 実家に置いておく
  3. 手放すもの
    1. 買取業者やフリマサイトで売る
    2. 知人に譲る・ジモティに出品する
    3. 処分する

海外に持っていくもの

海外へ持っていく方法は ①船便 ②航空便 ③手荷物 の3つ。それぞれ輸送にかかる日数やコストに差があるので、荷物の量や重要度などに応じて、最適な輸送手段を選びましょう。

また、海外に持っていく荷物には、国によってさまざまな制限があります。参考までに、私が引越し業者さんに教えてもらった注意点を記載しますが、すべてを網羅したものではなく、また法令は変わる可能性があるので、必ずご自身でご確認ください。

  • 日本からの持ち出し、渡航先への持ち込みが禁止・制限されているものを確認する。違法薬物やポルノなど法律で規制されているもののほか、輸送時の危険性の観点からスプレー缶も送れません。
  • 食材や化粧品などのストックは、転売などの「商業目的」と判断されると没収される可能性があるため、個人消費量(目安としては3か月分程度)におさめるようにとのこと。
  • 新品のものは課税対象となる場合があるため、輸送前に一度袋から取り出し、値札・ラベルを外しておきます。特に家電は輸送中の故障も起こり得るため、輸送前に動作確認のため一度使用してみるといいと思います。

船便で送る

日本からベトナムへの船便の輸送リードタイムは約30~40日。航空便と比較するとコストを抑えることができるので、かさばるものや重いもの、現地に着いてすぐには使わないものは船便を使うと良いと思います。たとえば、季節外れの服や、食材・日用品・常備薬・化粧品などのストック、書籍、家具・家電など。

駐在員が暮らす住居のほとんどが家具・家電付きなので、持っていくのは「お気に入り」のアイテムだけで良いと思います。日本とベトナムでは電圧が異なるので、家電は現地の電圧に対応しているか?の確認を忘れずに。(変圧器を通せば日本製品も使用できます!)

maruco

夫の会社では、15㎥までは費用負担してもらえるとのこと。「立方メートル」と言われてもピンと来ませんでしたが、引越し業者さんによると我が家の荷物は「5㎥くらいなので余裕ですね~」とのことでした。

航空便で送る

日本からベトナムへの航空便の輸送リードタイムは、約2週間。船便より早く着く分、コストがかかるので、航空便では船便が届くまでの1~2か月で使うものだけを送ります。

船便より早いとは言え、通関などで2週間はかかってしまうんですよね。なので、まずは手荷物で持っていく優先度の高いものをざっとまとめてみて、あふれた分を航空便で送るのがいいのかな、と思いました。

maruco

会社が費用負担してくれるのは40kgまで。40kgって結構あっという間だなぁ~

手荷物として持っていく

貴重品現地での生活ですぐに使いたいもののほか、高価な宝石類や、値がつけられないデータや思い出の品(写真・手紙など)は保険対象外のため、手荷物で持参するようにとのことでした。あらかじめ、航空会社の無料手荷物許容量や超過料金を確認しておいた方がよさそうです。

日本に保管しておくもの

ベトナム生活で使わないものは、日本に保管しておきます。日本の生活拠点がなくなる(賃貸を解約する、持ち家を貸し出す など)場合は、トランクルームや貸倉庫を借りるか、実家にお願いして置かせてもらうことになると思います。会社によっては、トランクルームの費用を負担してくれる場合があるので、確認してみてください。

maruco

我が家は、夫の実家に空き部屋があったので、そこに置かせてもらうことに。

トランクルーム・貸倉庫を借りる

費用や広さはもちろん、一時帰国時に使いやすい立地かどうかや、セキュリティ面空調管理についても調べておきたいところ。屋外コンテナは安いですが、外気の気温変化に影響を受けやすいので注意が必要です。家具や家電などを保管する場合は、カビの心配もあるので、空調管理がしっかりした屋内のトランクルームが安心だと思います。

maruco

ちなみに私は、ソファ・マットレス・洗濯機は帰国してからも長く使いたいと思っていたので、保管中のカビ対策として「くらしのマーケット」でクリーニングをお願いしました!

【家具・家電クリーニング】くらしのマーケットを使ってみた

実家に置いておく

トランクルームを借りる場合でも、一時帰国の際に実家で暮らすのであれば、出し入れする可能性のあるものだけ、実家に置かせてもらうのも一つの手かもしれませんね。

手放すもの

海外に持っていくにはそれなりの費用が掛かりますし、日本に保管しておくにしても費用がかかったり、スペースが限られていたりします。なので、できる限り《断捨離》しましょう!働きながら準備する場合など、なかなか時間が取れないときは、お金をかけてでも不用品処分の業者さんにお願いするのも一つの手です。

maruco

家具や家電は、処分するにしても費用が発生してしまうんですよね。私は時間に余裕があったので、手間はかかりましたが、できる限り「売る」「譲る」という方針で断捨離を頑張りました…!

買取業者やフリマサイトで売る

細かなものはメルカリ、本はBOOK OFF、大きな家電は出張買取してくれる業者さんといった感じで、使い分けました。買取業者はインターネットで調べるとたくさん出てきますが、比較サイトで各社に査定をお願いするのがオススメです!

私が使った比較サイトはこちら
買取価格を比較するなら【ヒカカク】

最大20社比較!チャットで簡単やり取り!

高価買取・不要品買取の【おいくら】
会員登録不要!一覧で簡単比較!

海外引越しを機に断捨離!買取価格の比較サイトを活用しよう

知人に譲る・ジモティに出品する

今回、色んな買取業者に問い合わせてみた学びは、10年以上前の家電 と 安物家具 には値が付かないということです。(ブランド家具であれば買取してくれる業者さんが多いようですが、ニ〇リやイケ〇などの安物は引取りすらNGということも…)

処分するにしても、粗大ゴミ扱いとなりお金がかかるので、家族や友人に「何か欲しいものない?」と聞いて回りました。周りでもらってくれる人がいない場合は、ジモティに出品してみるのも良いと思います。「車がない!」「遠方で運ぶのが大変!」という場合は、ヤマトなどの家電配送サービスを使ってみてください。

maruco

10年以上使っているテレビとオーブンレンジ、ネットで安く買ったダイニングテーブルは、親戚や友人のもとへ嫁いで行きました。もらってくれた皆さんありがとう!

処分する

「いつか使うかも…」と残しておいた物の大半は使いません…!引越しって断捨離する絶好の機会だと思うんです。これを機に、気合い入れて捨てていきましょう!笑

ゴミの出し方は自治体ごとにことなりますが、粗大ゴミは事前に引取日を予約する必要があったり、不燃ゴミや資源ゴミは回収頻度が少ない場合が多いので、引越し日から逆算して計画的に断捨離しましょう。

maruco

国内引越しであれば「とにかく新居に持っていって、引越し先で捨てる」という手もありますが、海外引越しだとそういうわけにはいかないですもんね…

まとめ ~荷物の仕分けは計画的に!~

海外引越しの準備において、一番重要かつ大変なのが荷物の仕分け。計画的に断捨離しながら「送るもの」「残すもの」を決めていきましょう。

\ 応援クリックお願いします! /
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外駐在妻へ   にほんブログ村 海外生活ブログ ホーチミン情報へ