ベトナムの民族衣装「アオザイ」をオーダーメイドで作ってみました

\Xin chào các bạn!/
こんにちは、marucoです。

最近は失業手当や確定申告など、手続き関連の堅苦しい記事が続いたので、今日は楽しい話題。ゆる~くいきますので、ぜひ気軽に読んでください!

maruco

先日、オーダーメイドでアオザイを作ってもらいました!ベトナムに行ったら作りたいと思っていたんです。市場で生地を買い、仕立て屋さんに持ち込んで作ってもらいました。無事に完成したので、お披露目させてください♪

ベトナムの民族衣装「アオザイ」

アオザイとは、すらっとしたシルエットが特徴的な、ベトナムの民族衣装

ベトナム航空の客室乗務員の制服は見たことがある方もいると思います。日常で着ている人はあまりいない印象ですが、テト(旧正月)が近付くと、街は色鮮やかなアオザイを着た人たちで溢れ、テトの装飾とともに写真撮影している姿をよく見かけます。また、先日参列した結婚式でも、アオザイを着ている方を何人かお見かけしました。日本の着物のような位置づけなのかな~と思います。

体にフィットした上着は、裾が足元まであってスカートのようにも見えますが、腰の位置までスリットが入っていて、下にゆったりとしたズボンをあわせます。この写真は真っ白なデザインですが、色や柄はさまざまです。

Photo by Phát Trương from Pexels
/フリー素材お借りしました\

ベトナム語では「Áo dài」と書き、Áoは「衣服・上着」を、dàiは「長い」を意味するそう。ちなみに「アオザイ」というのは北部の発音で、私が暮らす南部のホーチミンでは「アオヤイ」と言います。

まずは生地を買いに行こう!

アオザイを作ってもらうため、まずは生地を買いに行きました。

布が豊富な「タンディン市場」

向かった先はタンディン市場(Chợ Tân Định)

布製品が豊富で「布市場」として知られているそうです。ホーチミン1区の北側エリア、タンディン教会(通称・ピンク教会)のすぐ目の前にあります。

入口はこんな感じ。すでに、布がいっぱいある予感…(ドキドキ)

中に入ると…いっぱいありましたー!ところ狭しと、布が積みあがっています。高いところに掛かっている生地は、指をさして「あれが見たい!」と店員さんに伝えると、下ろしてくれました。

市場のメイン通り
一本細い道に入るとこんな感じ

こりゃ、選ぶの大変です。どこから見るべきなのか迷う。一人では選べなかったと思うので、お友達についてきてもらって正解でした。

一見「布の何でも屋さん」に見えますが、市場内をぐるっと歩いてみて分かったのは、コットンやリネンのお店、アオザイ生地のお店、既製品のお店というように、それぞれお店が分かれているようです。アオザイ生地の専門店もいくつかありました。ぱっと見で華やかなので、分かりやすいと思います。

選んだ生地はこちら!

優柔不断な私ですが、色のセンス抜群のお友達が「marucoちゃんにはこういう色が似合うよ!これにこれを合わせたらどう?」と的確なアドバイスをくれて、とっても助かりました♪

そして、最終的に選んだのがこちら。(生地だけの写真を撮り忘れたので、完成したアオザイの部分写真です!SORRY!)

2つの生地を重ねるタイプで、ライトブルーの生地(左)と、青いメッシュ?の生地(右)を重ねると、写真奥の青色になります。下に合わせる色次第で雰囲気が変わるので、いろいろと合わせてみながら、悩んで決めました。

購入したアオザイ用の生地

お値段は、ズボン用の白い生地も合わせて、3点で730,000ドン(約3,500円)です。

市場で使えるベトナム語
maruco

市場は英語が通じないことが多いので、ベトナム人の友達に教えてもらいました。この3つさえ覚えておけば、あとは身振り手振りと電卓でなんとかなります…!笑

  • Tôi muốn mua vải để may áo dài.(アオザイを作る生地を買いたいです)
  • Bao nhiêu tiền? (いくらですか?)
  • Cho tôi cái này. (これをください)

仕立て屋さんでオーダーメイド

さて、生地を手に入れたので、次は仕立て屋さんに行きます。

ホーチミンの仕立て屋さん

とはいえ、どこの仕立て屋さんに行けば良いのか分からず。Twitterで聞いてみると、在住日本人の皆さんがたくさん教えてくださいました。
\情報ありがとうございました!/

ホーチミン市内には観光客をターゲットにしたお店も多くあり、教えていただいたお店のほとんどが「日本語OK」でしたが、ちょっと冒険してみたくなった私は、ローカル店「Áo Dài Xưa & Nay」に行ってみることに。

きっとこの先も服を仕立ててもらう機会はあると思うので、他のお店はまた次のお楽しみにとっておきます。

ローカル店「Áo Dài Xưa & Nay」

お店はこちら、ホーチミン3区の南側(10区・5区のすぐ近く)にあります。

Áo Dài Xưa & Nay – DÁNG VIỆT THANH
住所:599 Nguyễn Đình Chiểu, P.2, Q.3, Tp.HCM
電話: (+84)028-383-048-77

こじんまりとした店内の壁には、生地がずらりと並んでいます。

さすがに市場と比べれば種類は減りますが、こちらで生地の購入から仕立てまで、まとめてお願いすることもできるみたいです。

私の前後に来ていたベトナム人のお客さんは、自分で生地を持ち込んでいました。

アオザイ用は中段の生地かな
マネキン?うん、気になるね。

デザインを決める

店内に入り、まずは生地を渡します。

maruco

これでアオザイを作りたいんですが。

すると、デザインのサンプル写真をいくつか見せてくれました。今回は初めてということで「ザ・基本」の伝統的なスタイルで作ってもらうことに。

ちなみに、英語がほぼ通じなかったので、身振り手振りでの会話です。

店員さん

袖はどうする?襟は付ける?

maruco

長袖で!襟はどうしようかな~

すると、店内にいた別のお客さんが「襟がある方が đẹp(きれい)よ!ほら、これ見てちょうだい。素敵でしょ?」と自分のアオザイ写真を見せてくれました(笑) どうやら、伝統的なスタイルは襟付きのようです。勢いに押されて、襟付きにしてもらうことにしました。

あとは、基本的にお任せです。好みのデザインがある方は、写真を持参すると良いと思います。

全身を細かく寸法

そして、体にぴったりのサイズで作るので、全身を細かく採寸されました。

バスト、ウエスト、ヒップ、着丈のほか、首回り、肩回り、腕の長さ、袖口回りなどなど。ざっと20か所以上は測っていました。

ちなみに「アオザイは、ヒールがある方がキレイに見えるわよ!」とのことで、ヒールの靴を貸りて採寸。合わせたい靴がある方は、履いていくと良いと思います。

ここに寸法をメモしていきます

仕立てのお値段は900,000ドン(約4,000円)、生地と合わせると7,500円くらいですね。完成までは10日とのこと。そのときのオーダーの混み具合によって、日数は変わるかもしれません。引き換え用紙を受け取り、無事に注文が完了しました。

ちなみに、今回のお店は、仕立てのリードタイムが長めでしたが、お店によっては1~2日で作ってくれるそうなので、注文前に確認してみてください。

ついに完成!

10日後。

ついに、私だけのアオザイが完成しました!

袖の部分はメッシュ生地のみ、あとはライトブルーと重ねて作ってくれました。

分かってはいましたが、ぴったりサイズなので、少しでも太ったら、すぐに着れなくなりそう…

日常で着る機会はあまりないかもしれませんが、スタイル維持のために、たまには着てみようかな(笑)

とりあえず試着&撮影♪

まとめ

いかがでしたか?

今回は、市場での生地の購入から、仕立て屋さんでの注文まで、オーダーメイドでのアオザイ作りについてご紹介しました。まだアオザイを持っていない方は、ぜひ1着作ってみてください。

私も、また違う色・違うデザインでも作ってみたいと思っています。最近は日常でも着られるカジュアルなスタイルもあるようなので、そちらにもチャレンジしてみたいな♪

アオザイは既製品もあるそうですが、ぴったりとしたシルエットで着てこそ美しいと思うので、オーダーメイドでスタイルに合わせて作ってもらうのが、断然オススメです!

maruco

早いもので、ベトナムに来て3カ月が経ちました。少しずつですが、こうしてベトナムの文化にも触れることができ、毎日楽しく過ごしています。今回一緒に選んでくれたお友達に感謝です♪

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