ベトナム渡航前に打っておきたい予防接種5つ

\Xin chào các bạn!/
こんにちは、プレ駐妻のmarucoです。

今回は、海外渡航前の準備について。健康面で言えば、①健康診断 ②予防接種 ③歯の治療の3つが大切だと考えています。

今回はベトナム渡航前に打っておきたい予防接種について、私の接種歴をもとにご紹介。正直なところ、私もよく分からないまま、夫の会社に指示されるがままに予防接種しましたが、「どの予防接種を受けたらいい?」「お金はどれくらい掛かる?」など、少しでも参考になればと思います!\この記事を書くために少しだけ勉強しました…!/

今回ご紹介するのは、私が夫の会社(正確には夫が勤める会社が委託している海外赴任サポートの代理店)からの指示で接種したものです。会社の方針、受診病院の方針、赴任地域の環境などによって、接種すべきワクチンが異なることは十分あり得ると思いますので、あくまで参考程度にご覧いただき、最終判断はご自身にてお願いします。

まずは過去の接種歴を確認!

「どのワクチンを接種すべきか?」は、これまでの接種歴が関係してきます。たとえば私の場合、破傷風や日本脳炎は幼少期に接種していたので、今回の接種は1回で十分と判断されました。

子どもの頃に打った予防接種なんて覚えていない!という方がほとんどだと思いますが、そんなときに頼りのなるのが母子手帳です。

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手元になかったので、親にお願いして出してきてもらうと、「いつ」「どの病院で」「どのLot番号のワクチンを」「どれだけの量」接種したのかが、きちんと記録に残っていました。日本の母子手帳、最強ですね。感謝です。

1回の接種だけでは不十分?

つまり、ものによっては複数回、ワクチン接種する必要があるということです。

基本的に十分な抗体をつけるためには2~3回の接種が必要で、しかも2回目・3回目の接種までに一定期間あけないといけないワクチンもあり、すべてを接種し終えるまでに半年以上かかります。

私もここ1か月で一通りのワクチンを打ちましたが、実はまだ不十分。会社の転勤で海外赴任される方も、辞令から赴任まで2か月程度だと思うので、渡航までにすべての予防接種を終えるのは厳しいかな…と。一時帰国の際に追加接種することも視野に入れた方がよさそうです。

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ちなみに、コロナ影響で渡航が延期になっている私の元同僚。幸か不幸か、ビザの発給再開を待っているうちに半年以上が経過し、すべての予防接種を受け終えたとのこと。私ももっと早くから病院に行っておくべきでした…

ベトナム渡航者が打つべき予防接種

私が今回接種したワクチンは以下の5種類。接種歴・費用も併せてまとめてみました。
\現地でいざというときに役立つかな…?と英語名も併記しました/

なお、妊娠をご希望されている方は、ご夫婦で麻疹のワクチン接種もおすすめします。私は3年前にMRワクチンを接種済だったので、今回はパスしました。

私のワクチン接種履歴(金額は丸めました)
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病院によって金額は異なりますが、それにしてもかなりの額です。すべて打てば10万円になりますね…。夫の会社が費用負担してくれるので助かりますが、立替払いが必要だったので、大きなインパクトでした。

A型肝炎 – Hepatitis A

A型肝炎は、汚染された水や食べ物から感染するのだそう。衛生面の管理が不十分な屋台などで食事する可能性を考えると、打っておきたいですよね。

日本では、ワクチンは2~4週間の間隔で2回接種します。約半年後に3回目の接種をすると免疫が強化され、5年間は有効といわれています。国と製剤によって接種方法が異なるため、海外では医師の指示に従ってください。

出典:厚生労働省検疫所FORTHホームページ
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私は初回の1か月後に2回目を接種しました。3回目は半年~1年後と言われ、まだ接種できていません。

B型肝炎 – Hepatitis B

B型肝炎は人から人へ、血液を介して感染します。主な感染経路は、性行為や輸血、母子感染など。日常生活でのリスクはあまり高くないように感じるかもしれませんが、出血を伴う歯科治療のほか、思いがけない事故での緊急手術もベトナムでは十分あり得ると思います。

実は私も知らなかったのですが、ベトナムはB型肝炎の感染率が非常に高いそうなので、注意したいですね。\Twitterでベトナム在住の方が教えてくださいました!感謝!/

ベトナム人の5人に1人はB型肝炎感染者といわれており、その感染率では世界で最も深刻な国の一つにあげられます。2億4千万人以上が慢性の(長期にわたる)肝臓感染症にかかっていると推計されています。毎年78万人以上の人がB型肝炎の急性または慢性の経過によって亡くなっている深刻な状況です。

https://life.viet-jo.com/column/family-medical/79
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A型肝炎と同じく2回目の接種まで完了、3回目は半年後の予定です。「3回目は打たなくてもいいかなぁ~?」と思っていましたが、5人に1人という数字を見て、「やっぱりいざという時のために打っておきたい」と思いなおしました。

破傷風 – Tetanus

破傷風は、土壌に生息しているウイルスで、傷口から侵入して発症します。

日本では、幼少期の定期予防接種で破傷風ワクチン(三種混合ワクチンなど)を打っています。約10年間は免疫が持続するとのことで、最後に打ってから10年以上経っていれば、海外渡航前に1回の追加接種が推奨されています。

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私の接種歴もきちんと母子手帳に記されていました。最後に打ったのが12歳だったので、1回だけ追加接種をしました。

狂犬病 – Rabies

発症するとほぼ100%死亡するという、恐ろしい病気。ベトナムでは野良犬もよく見かけるので、ワクチン接種はマストですね。

狂犬病は世界中で年間5万人以上が死亡する人畜共通感染症です。発症するとほぼ100%死亡します。狂犬病はほとんど全ての哺乳動物から感染する可能性があります。

ウイルスは感染動物の唾液に含まれます。哺乳動物に咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで神経系の細胞に感染します。

出典:厚生労働省検疫所FORTHホームページ
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約1カ月で計3回打ちました。狂犬病が一番痛かった…

万が一動物に咬まれたら、ワクチンの追加接種が必要で、その際に過去の接種履歴を聞かれるそうなので「予防接種の接種歴(病院で接種年月日・Lot番号などを記載した紙をくれました)は必ず海外へ持参するように」と看護師さんより指導されました。

日本脳炎 – Japanese Encephalitis

日本脳炎は、蚊によってブタから人にうつるもの。都心部では感染リスクはさほど高くないようですが、発症した場合の死亡率が高いそうなので、ワクチン接種のほか、日頃から蚊に刺されないよう対策しておきたいですね。

日本脳炎ウイルスは、蚊によってブタから人に伝播します。日本脳炎は、高温多湿な気候で、ブタなどを飼育し、蚊の発生しやすい水田のある地域に多く発生しています。

定期の予防接種を完了していても、予防接種の有効期間は3~4年といわれています。この期間を経過した後に、流行地域(特に農村部)に長期間渡航される方は、追加で1回接種し、以後3~4年ごとに接種することが勧められます。

出典:厚生労働省検疫所FORTHホームページ
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幼少期の定期予防接種で4回打っていたので、追加で1回だけ接種しました。

自分の身は自分で守ろう!

私は専門家ではないので、外部サイトの情報を引用しつつ書かせていただきました。

渡航前は、現地の医療事情なんてさっぱりだと思いますが、海外では日本の常識は通用しません。いざというとき、知識があるのとないのとでは全然違うと思うので、「自分の身は自分で守る!」という気持ちで、ぜひご自身でも調べてみてくださいね。

「色んな情報があって、何から調べたらいいか分からない!」という方は、まず以下のサイトを読むことから始めてみてください。

渡航前にチェックしておきたいサイト(医療・感染症事情)
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